捨ててない?教科書・専門書買取サービスを利用してお金に代えよう
卒業シーズンになると、紙ごみの日にごみ収集場に捨てられた教科書の束を見かけることがある。
もったいないとも思うが、たとえ愛着があっても場所をとるので、とっておくと本棚が教科書で埋まってしまう。 かといって、教科書はブックオフに持ち込んでも二束三文にしかならないらしい。
たしかに、教科書は毎年どんどん内容が改訂されていくし、使い込んだ教科書は書き込みがあったりして状態も良くないので、価値ナシと判断されても仕方がない。
しかし、古本買取り店はなにもブックオフだけに限られない。
教科書の古本には一定の需要があり、専門に買取りをしているショップがあるのだ。
ゴミになるはずだった教科書を必要としている人がいて、再利用してもらえるのならそれに越したことはない。 お小遣いも入って一石二鳥である。
本当にただ知っているか知らないかだけの差なので、学生の皆さんにはぜひ知っておいてほしい。
1. 買取り対象は?
では、買取りの対象となるのはどんな教科書なのだろうか。
残念ながら小中高の教科書は対象外だ。
買取りの対象となるのは、
・短大の教科書
・大学の教科書
・大学院の教科書
・専門学校の教科書
・医学書
・歯学書
・薬学書
・看護学書
・受験参考書
・予備校のテキスト
などである。
専門性が高い教科書・専門書は古本でも需要があるということだ。
注目は予備校のテキストや受験参考書である。 これらもモノによっては高価買取りが期待できる。
2. 状態が良くないけど大丈夫?
教科書・専門書は最低でも1年間は使うものなので、一般書籍のようにキレイな状態をキープするのは難しい。
もちろん、買取り店もそんなことは百も承知である。
それゆえ、折り目や汚れはもちろん、表紙カバーなし、マーカー線や書き込みなどがあっても買い取ってくれる場合が多い。
査定は一冊ごとに行われ、本のタイトル・状態によってかなりの価格差がつく。
もっともこれは教科書に限られるものではない。 需要と供給のバランスで価格が決まるというのは、あらゆる中古品に共通する原則だからだ。
需要過多の教科書は状態が悪くても高い値がつくだろうし、供給過多であれば状態が良くても安値にしかならない。
また、古いものよりも新しいものの方が価値が高いのは、原則としてどんな分野の専門書であっても同じだ。
3. 分野別・高価買取が期待できるショップ
いくつかの専門書買取店を見て回ると、ショップによって専門分野が微妙に異なることが分かる。
専門書も範囲が膨大なので、買取店としても一定の分野に特化した方が査定や在庫管理などの点でメリットが大きいのだろう。
専門外の本を買い取る場合には、どんぶり勘定になってしまう可能性があるため、 買取店の得意分野にマッチした本を買取りに出すのが高額査定のポイントである。
こうした観点から、大学教科書・医学書関連・受験参考書に分けて、それぞれ専門の買取店を挙げてみたい。
① 短大・大学・大学院の教科書など
大学の教科書は【テキストポン】 というショップがいいだろう。
サイト運営や買取りの仕組みがシンプルでコストをかけていない分、高値での買取りが期待できる。
短大・大学・大学院の教科書のほか、専門学校の教科書も買取りしてくれるのが特徴だ。
多くの買取店が20冊から30冊で送料無料になるのに対し、テキストポンでは買取対象書籍5冊以上で送料無料(着払い)となるのもいい。
② 医学書・歯学書・薬学書・看護学書など
医学書や看護学書などに関しては、【メディカルマイスター】 がいい。
病院などの医療の現場の他、大学や研究室、専門学校など、医療に関わる書籍全般を専門に買い取ってくれる。
医学部受験の予備校テキスト、参考書、問題集、医師国家試験予備校のテキストや教材も買取りOKだ。
ウエブサイトには買取可能な本のリストが記載されているので見てみるといいだろう。
③ 受験参考書・予備校のテキストなど
受験参考書や予備校のテキストなら【学参プラザ】 をおすすめする。
ここは受験参考書と予備校テキストに特化したちょっと珍しい買取店で、それゆえ他で店は値がつかないような本でも高価買取が期待できる。
LECやTACなど大手資格予備校のCD・DVD教材が買取りの対象となっている点も見逃せない。
予備校テキストに関しては、サブテキストやプリント、板書ノートが揃っていると買い取り価格が上がるのも特徴的だ。
このショップも買取可能な書籍リストが詳細に記載されているので参照されたい。
4. 買取店よりさらに高く売却する方法
最後に、買取店よりもさらに高値で売る方法をお伝えしよう。
教科書・専門書買取店は、買い取った本をアマゾンやヤフオクなどで販売することが多いようである。
ユーザーからの買取価格とアマゾン・ヤフオクでの販売価格、この価格差が買取店の利益になるというわけだ。
この点、アマゾン・ヤフオクともに個人で出品できるプラットフォームなので、手間暇を惜しまないのであれば自分で出品してしまえばいい。 そうすれば、販売価格からプラットフォームに支払う数%の手数料を除いた金額が手に入る。
面倒だがこうすれば買取店の倍以上の金額になる可能性だってある。
手元に不要な教科書・専門書があれば、買取店やアマゾン・ヤフオクを活用してお小遣いをゲットしてはいかがだろうか。