輸入車のバッテリーは通販で|純正同等品が半額以下で入手可能
1. その時は突然訪れる
突然エンジンがかからなくなった経験はないだろうか?
セルを回しても、うぅうぅ~と弱々しく唸るだけ。
回しているうちにセルの音はさらにか細くなっていき、最後にはうんともすんとも言わなくなる…
筆者は何度か経験したことでもう慣れたが、初めてこうなった時はかなり焦ったものだ。
しかも、こんな時に限って深夜だったりへんぴな場所だったりする。
気が動転しながらも、なんとか友達かJAFを呼ぶ。
ケーブルを繋いで電気をもらい、その日は何とか自宅に辿り着く。
2. なぜか高価な輸入車のバッテリー
しかし、こうなると大概バッテリーがすでに寿命を迎えている。
翌日は何とかエンジンがかかっても、近いうちにまた同じ目に遭う可能性が高いので、
できるだけ早く交換したいところだ。
問題はバッテリーの価格。
最近の車はアイドリングストップが標準装備になったこともあり、バッテリーの容量が以前よりも大きくなっていることが多い。
そのおかげで、10年前ならカー用品店で4,000円で買えた小型車のバッテリーも、今では1万円超えもザラだ。
それでも国産車はまだいい。 車の大きさとバッテリーの大きさ(=価格)が大体比例するからだ。
輸入車の場合、そうはいかない。
小型車でもバッテリーはなぜかやたらと高価なのだ。
しかも、都会はまだしも地方のカー用品には、輸入車用のバッテリーはあまり置いてないところが多い。
といってディーラーで純正品に交換すると、カー用品店の2倍以上取られることもある。
価格が2倍だから性能や寿命が2倍というわけではない。 外装に自動車メーカーのロゴが付いているだけで、中身は同じものだ。
3. ネットショップなら安価に手に入る
そこで、おすすめなのがネットショップでバッテリーを買って、自分で交換してしまう方法である。
バッテリーの交換作業は非常にシンプルなので、メカ音痴でも簡単にできる。
国産車・欧州車なら、ほとんどの車種が10㎜・12㎜のスパナがあればこと足りる。
ただし、バッテリーは重いので、持ち上げる時だけは女性1人では厳しいかもしれない。
また、大きなサイズの場合は、男性でも腰を痛める恐れがあるので、2人で作業することが望ましい。
筆者おすすめのネットショップは、【吉角バッテリーストア】というバッテリーのプロショップである。
バッテリー専門のネットショップなので、品揃えはもちろんのこと、
・価格
・品質
・適合
・保証
・当日発送
・送料無料
・交換作業の動画解説
・廃バッテリーの無料引取り
など、バッテリーと通信販売に関する不安要素は、限りなく排除されている。
もし分からないことがあれば、電話1本で親切に何でも教えてくれる。
バッテリ上がりから交換までの一連の流れを1度経験してしまえば、2度目以降は同じ目に遭ってももう怖くなくなるはずだ。
余分な出費を抑えるためにも、バッテリー交換は車に乗るならぜひ身に付けておきたいスキルである。
無洗米のメリットは簡単便利だけではない|技術革新で美味しいお米に
1. 無洗米の歴史
今回は無洗米について書いてみようと思う。
無洗米は、20世紀初頭には開発されていたが、技術不足や栄養損失などを理由に普及するには至らなかったようだ。
その後、1990年代になって新しい無洗米の製造技術と製造機が開発され、まず業務用として広く普及するようになった。
家庭用は、首都圏の生協が無洗米を積極的にアピールしたことで、普及に弾みがついたと言われている。
2. 無洗米を選ぶメリットとデメリット
無洗米のメリットは、多くの人がイメージする、研ぐ手間がかからない、節水になるといった目に見えるところだけにとどまらない。
無洗米はとぎ汁を出さないので、環境負荷が小さいのだ。
実は、米のとぎ汁(ヌカ)には、リンや窒素などが含まれていて、これらの物質が水質汚染や排水管劣化の原因の1つとなっている。
他にも、
・洗米による栄養分の流出がない
・研ぎ方の違いによる味のムラが出ない
・炊飯器の内釜が傷付かない
などのメリットが指摘されている。
なるほど、初期に業務用として普及した理由が何となく理解できる。
一方、無洗米のデメリットとして、まず最初に味に対する不満・不安の声を耳にすることが多い。
しかし、よく聞いてみるとそれは無洗米に対する知識不足や風説によるもののようだ。
そのほとんどは、従来のお米と同じ炊き方をしていることが原因である。
次の3つのポイントさえ押さえておけば、無洗米を美味しく食べることができるだろう。
① 水を通常のお米よりも5~10%程度多めに入れる
② 1時間以上の浸水時間をとる
③ 1度に購入(精米)する分量を少なめにする
②は、通常のお米に比べて吸水に少し時間がかかるため、③は、精米後の乾燥が通常のお米よりも少し速いと言われているためである(反対説もある)。
次によく聞かれるのが、価格が高いという声である。
これは紛れもない事実だが、その価格差は店頭で目にする数字そのままではなく、実際はもっとずっと小さい。 そのカラクリは次のとおりである。
たしかに、店頭で比較してみると無洗米の方が5~7%ほど高い値が付けられていることが分かる。
しかし、無洗米はヌカが付いていない分、3~4%ほど通常のお米よりも内容量が多いのだ。
また、研ぐ際の水道水代も考慮に入れると、価格差はさらに小さくなり、正味2~3%ということになる。
あとは、お米を研ぐ手間や環境負荷、栄養分の流出をどう考えるかだが、これらは個人差があるので数値化して比べることはできない。
精米の過程で栄養分が削がれているのでは?という懸念も聞かれる。
しかし、これは完全なる誤解である。
この点、逆に研ぐことによって水溶性のビタミンB系(B1やナイアシン)がかなりの部分流れてしまうことが分かっている。
通常のお米よりも、むしろ無洗米の方がこれらの栄養成分は倍近く残るのである。
これは、精米技術の向上によるところが大きい。
なお、お米の主成分である炭水化物やたんぱく質は、普通米と無洗米とで変わるところはない。
3. 心理的なハードル
別の問題として、無洗米のメリットを頭では理解はしていても、長年の習慣によって変えることができない人もいる。
米を研がずに炊くことに対する心理的な抵抗感が払拭できない、というものだ。
高齢者に多いと言われるが、若い世代にも少なからず抵抗を感じる人はいるのではないだろうか。
筆者もまったく抵抗がないわけではない。
無洗米自体に対する抵抗感はないのだが、軽くすすいでしまう癖はどうしても抜けないままだ。
4. 極上の無洗米
ここまで無洗米についていろいろと見てきたが、思っていた以上に優れたお米であることがお分かりいただけたのではないだろうか。
現在、一般家庭での無洗米の購入割合は約31%だそうだが、上記のようなメリットを考えると、もっと普及してもいいと思う。
そこで最後に、最新の精米法を使って精米された極上の無洗米をご紹介しようと思う。
それは、土屋米穀店の『まばゆきひめ 』という無洗米である。
「サイカ式精米法」という最新技術を使って精米された『まばゆきひめ』は、栄養価だけでなく旨みもアップしていることが数値で証明されている。
従来は精米で取り除かれてしまっていた「亜糊粉層」という甘味、旨味を作る酵素が含まれる層が残ることによるものだ。
お米の産地は、最上川の源流を抱く山形県の置賜(おきたま)盆地。
ここは全国トップクラスの米作りの適地で、清らかで豊かな水によって育ったお米は絶品である。
絶好の素材と最新の精米技術を使ったを使った無洗米をぜひご試しあれ。
きっとあなたの無洗米に対する認識を改めることになるだろう。
IKEA(イケア)の家具を店舗に行かずに買う方法
手頃な価格と品質・デザインの絶妙なバランス、オシャレなイメージが人気を呼び、
日本でもすっかり定着した感がある。
IKEAの店舗に行くと、買うつもりがない家具もついつい見入ってしまう。
ソファの座り心地を試したり、この照明をウチのリビングに置いたら…なんていう妄想を働かせる。
雑貨や小物が充実しているのも良い。
おかげで気付くと大抵何かしら購入している。
歩き疲れたらカフェに入るといい。
IKEAの家具で統一されたカフェは、オシャレなだけでなくコスパが抜群だ。
ソフトクリームはなんと50円である。
欲張って頼み過ぎてしまわないよう注意が必要だ。
こんな具合に、とにかく店内を見て回るだけでも楽しいし飽きない。
単に需要のある家具を作って売るというだけでなく、家具屋をエンターテイメントに昇華したという点で、IKEAは画期的な存在だと思う。
しかし、そんなIKEAにも問題がないわけではない。
1つは、実際に店舗に行って買い物できる人が多くないという点だ。
国内のIKEAの店舗は、この記事を書いている2015年8月の時点で、たったの8店舗しかない。
また、地域的にも首都圏に4店舗、関西に2店舗、福岡、仙台に1店舗づつと、偏在してしまっている。
かくいう筆者の住む地域にも長らくIKEAはなく、最近ようやくオープンしたばかり。
筆者もずっとIKEA難民だったのだ。
もう1つ大きな問題がある。
7~8年前に横浜旅行に行った際、わざわざ港北店まで足を運んだことがある。
その時にいい感じの椅子を見つけたのだが、鉄道旅行だったので持ち帰ることができなかった。
配送してもらおうとしたら、自宅が配送エリアから外れるのでできないと言う。
今どき遠方配送不可とは珍しいなと驚きながら、その場で買うのは諦めて、自宅に帰って注文しようとしたら、ネットショップがないことを知ってさらに驚いた。
つまり、遠方に住んでいると、正規のルートではIKEAの商品は手に入らないのだ。
これは8年経った今でも変わっていない。
日本にIKEAが定着したなどと感じているのは、近所にIKEAがある人だけなのかもしれない。
では、遠方に住む人がIKEAの家具を手に入れるには、車で店舗に乗りつけるしかないのかというと、実はそうではない。
今では、自分の代わりにIKEAの商品を店舗で買って発送する、買付代行というサービスを提供している会社があるからだ。
買付代行会社は、注文が入るたびに顧客の代わりにIKEAで商品を購入し、梱包・発送してくれる。
ネットショップがないというIKEAの弱点をカバーしながら、IKEAには売り上げをもたらし、IKEAが欲しいけど買えないという遠方の顧客にはIKEAの商品を届ける。
自社では在庫を持つ必要がないので、会社運営はほぼノーリスクでできる。
顧客・仕入れ先・そして自社、三方すべて良しの、シンプルで実に素晴らしいビジネスモデルといえる。
閑話休題。 買付代行会社のビジネスを称賛していても仕方がない。
元はと言えば、今どき遠方への配送と公式ネットショップを展開していないIKEAの怠慢が原因なのだから。
ここで買付代行会社にまつわる課題についても書いておこう。
まず、宅配便を使って配送する関係で、大型家具の取り扱いがない場合がある。
IKEAの店舗では、ベッドや大きなテーブル、椅子なども売られているが、買付代行会社のHPには載っていないことが多い。
たとえ取り扱いがあっても、送料は高額になることがほとんどである。
次に、買付代行会社の販売価格は、IKEAの販売価格よりも高い値付けがされている。
これは、卸売りではなく買付代行会社がIKEAの店頭で直接買い付けているので致し方ない。
この仕組みを理解し、上乗せされる分は代行手数料であると割り切れる人でないと、変なストレスを感じてしまうかもしれない。
最後に、代行会社も何十社とあるので、会社間の競争の結果が商品の価格差として現れてくる。
しかも一律何%違うというわけではなく、ジャンルや個々の商品によってバラバラだったりする。 送料計算の仕方も会社によって微妙に違う。
それゆえ、どこで買うと安いのかをきちんと比較しようとすると、かなり面倒なのである。
そこで、手間暇かけてもとにかく安く手に入れることを追求するのか、
手間と価格のバランスを取って妥協するのか、あらかじめ決めておいた方が良い。
買った後でやっぱりあっちの方が安かった、こっちにすればよかった、と一喜一憂することになりかねないからだ。
こうした点を十分理解・納得した上で利用するのであれば、店舗に行けない人にとって、買付代行は実に便利なサービスである。
また、車ではなく公共交通機関を使って店舗に行く人も知っておいて損はない。
交通費にIKEAから自宅への商品の配送料を加えると、買付代行を通じて買った方が安くつく場合もあるからだ。
もっとも、「IKEAに行くこと」自体が目的の1つならば、多少経費がかかっても店舗に足を運ぶほうがいいだろう。
バルミューダのトースター|食パンが焼きたてパンのような味と食感に
1. BALMUDAとは
2010年に『GreenFan』という扇風機を発売して、一躍その名を世に知らしめた
新興の家電メーカーBALMUDA(バルミューダ)。
GreenFanの特徴は、何といっても音が静かで風が気持ちいいこと。
まるで本物のそよ風に吹かれているかのような感覚を味わえる。
これは、羽の形状を工夫し、心地良い風を徹底的に追求したことによる。
たしかに、今まで見たことがない、非常に凝った独特の羽なのである。
そして、何よりも驚いたのが3万円代という一般的な扇風機の10倍近い価格だ。
いくら高機能でもそんな高価格では売れないのでは?といった疑問は、当初、専門家からも聞かれた。
しかし、そんな声をよそに、GreenFanは大ヒット商品となり、市場に「高級扇風機」という新ジャンルを確立してしまった。
高価格にもかかわらず、GreenFanが消費者に受け入れられた理由は、
・誰も着目して来なかった扇風機本来の機能である「風」へのこだわり
・アップル製品を思わせる洗練されたデザイン
・国内生産ならではの製品のクオリティの高さ
などが挙げられる。
ひと夏使って24円という省エネぶりもアピールポイントだが、購入者にとっては、どちらかというとオマケのようなものだったかもしれない。
2. トースターを開発
そんなバルミューダが最近トースターをリリースして、再び注目を集めている。
その名も『The Toaster』(ザ・トースター)。
GreenFanで培った技術を生かして、空気清浄機、加湿器などの空調家電を中心にラインナップを拡充してきたバルミューダが、いよいよキッチン家電に進出というわけだ。
価格は22,900円(税抜)とGreenFanと同様、従来の他社製品と比較すると桁違いに高価格だが、そこはバルミューダ。 ただ高いだけの製品ではない。
従来のトースターにはない機能とクオリティを備え、ユーザーが高い満足感を得ることができる製品に仕上がっている。
3. バルミューダならではのこだわり
従来のトースターは、一定の出力でヒーターが庫内を温め、タイマーがゼロになると同時にヒーターも切れる。 ただそれだけの仕組みだった。
少し高価なトースターになると、熱源に遠赤外線を使ったり、温度調節が細かく設定できるなどの機能が付くものの、決められた時間と一定の温度で庫内を温めるという根本的な機能は変わらない。
一方、The Toasterは、従来のトースターとは一線を画する2つの機能を搭載している。
1つは、スチームを使っていること、もう1つは、高性能マイコンの搭載によって繊細な温度制御を行うことである。
まずはスチームの機能と効果から見てみよう。
トースターにスチームを付けるという発想は、バルミューダの社員たちが公園でバーベキューをしていた時に偶然発見したものだという。
トースターの開発中、実験と検証を繰り返す中で、バーベキューの時に食べたトーストが非常においしかったことを思い出す。 実はその時、雨が降っていたのだ。 つまり、天然のスチームである。
そこで、水分が味や食感に及ぼす影響が大きいのでは?という仮説が立てられ、スチームを取り入れたトースターの開発が進められることになった。
その後、味が評判の近所のパン屋で、かまどでのパン焼きの工程を見学した際、電気とスチームを使っていることを知り、仮説が正しかったことを確信したという。
次に、高性能マイコンによる温度制御について。
このマイコンは、庫内の温度をなんと1秒ごとにセンシングして、ヒーターの出力を細かく制御している。
夏と冬とでは外気温は30度近くも違うので、当然、外気温は庫内の温度にも影響を及ぼす。
また、パンはずっと同じ温度で焼けばいいというものではないし、パンの種類によっても、おいしく焼くための焼き方は違う。
実際にトースト中の庫内を見ていると、上下にあるヒーターの色が微妙に変化しているのが分かる。
このスチームとマイコンによる温度制御によって、
・最初にパンの表面にさっくりとした焼けた層を作る
・中の水分を閉じ込める
・内部をしっかり温める
・最後に焼き上げ
という工程を経て、表面は香ばしく焼きあがっていながら中は水分をたっぷり含んだ、コントラストに富んだ食感を実現しているのだ。
また、クロワッサンやバゲット、ロールパンなどは、焦がさずに中まで熱々に温めることができ、窯から出したばかりの焼きたての味を再現している。
パン好きにとっては、毎日の朝食が楽しみになること間違いなしである。
4. 体験という価値を売る企業
もちろん、バルミューダの製品だけあって、機能だけではなくデザインや音、質感にも徹底的にこだわっている。
実際、どんなオシャレなキッチンに置いてもそこに溶け込んでしまうような、非常に洗練された佇まいである。
The Toasterは、大きなプロモーションなどはしていないようだが、百貨店などからの注文が引けを切らないという。
生産ラインはほぼフル稼働状態で、欠品して予約注文になることもあるそうだ。
高くても良いモノは、たとえトースターであっても売れるのだ。
バルミューダの製品を見ていると、完成・成熟したと思っていた家電にも、まだまだ進化の余地があることが分かる。
そして、最近のバルミューダは単に高機能な製品を作って売るのではなく、ユーザーに『体験』という価値を提供することを強く意識しているという。
なるほど、なんとなく五感を刺激してくる製品群だと思っていたが、気のせいではなく意図的なものだったのか…
モノではなく体験を売る。
これは家電に限らず、今後あらゆる商品・サービスで他社と差別化するための重要なキーワードになってくるはずだ。
アナログ映像をデジタル化するダビングサービス|急がないと手遅れに?
今回は、VHSなどに録画してあるアナログ映像は、できるだけ早くデジタル化した方がいい、という話題である。
いつか時間ができたらデジタル化しようと思って、押入れかどこかにVHSビデオなどを放置してはいないだろうか?
筆者の自宅でも100本近いVHSが長い間ホコリをかぶったままになっていた。
ところが最近、早くデジタル化しまわないとマズいと思い始めて、重い腰を上げたところだ。
理由は次の通り。
まず、テープの寿命という問題がある。
何年で見れなくなるという明確なデータはないようだが、アナログテープは10年を過ぎると劣化が進む傾向があるという。
劣化によって磁気が弱まり、画質が悪くなるだけでなく最悪の場合見れなくなってしまうこともあるらしい。
また、湿気でカビが発生したり、保管状況が悪いとテープが切れたりすることもある。
20年落ちのVHSを持つ筆者を慌てさせるには十分な情報だった。
2つ目に、HDDレコーダーの普及が進んだことで、VHSデッキがどんどん消えて行っているという事情がある。
新品のVHSデッキは、今はもうほとんど売られていない。
このままだと、近い将来VHSデッキが貴重品になって、価格が高騰するかもしれない。
8ミリビデオやminiDVなどのマイナー機器の場合、事態はVHSよりもさらに深刻だ。
消耗部品が手に入らなくなり、機器のメンテナンスがままならなくなれば、デジタル化ができなくなる恐れもある。
つまり、先延ばしするメリットは何一つないのだ。
今はまだ需給バランスが保たれているので、業者間の競争によって安価なダビングサービスが提供されている。
なので、今のうちに大事なアナログ映像をデジタル化しておくことを強くおすすめする次第である。
やれば分かるが、引っかかっていたつかえが取れたかのように、気持ちがすっきりするし、部屋も片付いて一石二鳥である。
機械も時間もあるという人は自分でやればいいと思うが、なかなかそうはいかないだろう。
そこで、筆者が利用した中でおすすめのダビングサービスをご紹介しておく。
ダビングサービス 【想い出ビデオDVDダビング工房】
このダビングサービスの良いところは、
・価格とサービスのバランス
・納期が選べること
・納期が明記されていること
・HPが見やすい・サービス内容が分かりやすい
・キャンペーン価格があること
など多岐に渡る。
分からないことがあれば、サポートが丁寧に教えてくれるのも良い。
前回もお伝えした通り、まずは少額でテストしてみて、信頼できると思ったら本格的に発注する、という手順を踏むとよいだろう。
ネット上の口コミは基本的に個人の主観で書かれているし、さまざまな要因で評価は上下にブレるものだ。
筆者が書くこのブログ記事も同じである。
それゆえ、ネットでおすすめ、高評価とされていても、初回はテスト購入して自分の目で見極めることが重要だ。
その結果、信頼できると判断したら残りを注文すればいいし、そうでなければ他を当たればいい。
これはダビングサービスに限らず、ネットで商品やサービスを購入する時に大失敗しないための鉄板の法則である。
アナログ世代に捧ぐ!最もコスパの高いデジカメプリントの方法とは?
デジカメが普及する前、カメラといえばフィルムカメラだった。
そして、綺麗な写真を撮れる男はカッコよかった。
小難しくてクセのあるフィルムカメラを使いこなす技術。
被写体の一瞬の輝きを見逃さず、その魅力・ポテンシャルを最大限引き出す能力。
昭和の時代にカメラマンという職業がもてはやされたのも分かる気がする。
この点、筆者は機械音痴な上、写真にあまり興味がなかったこともあり、扱い方がまったく分からなかったし、知ろうとも思わなかった。
すべてを自動で調整してくれる、いわゆるバカチョンカメラ(懐かしい)をたまに使うくらい。
当然、いい写真は撮れなかったし、まったくモテなかった。
モテないのは、カメラだけが理由ではないという意見もあるが…
このようにフィルムカメラは、プロが撮影・現像すれば、素晴らしい写真が出来上がる反面、ド素人にとっては、
・撮った写真をその場で確認できない
・撮れる枚数が決まっていて無駄撮りができない
・現像代のほかにフィルム代もかかる
など、非常に面倒臭い代物だったと思う。
しかし、フィルムカメラにまつわるこうした不便や不経済は、デジタルカメラやカメラ付き携帯の登場で一掃された。
もちろん、フィルムカメラがデジカメに取って代わっても、プロのカメラマンは存在するし、撮影技術やノウハウだってあるのだろう。
しかし、撮影技術についても、今ではかなりの部分をカメラが補ってくれるようになったと思う。
おかげで、ド素人の筆者でもそこそこ綺麗な写真が撮れるし、結果としてカメラに対するアレルギーもなくなった。
ただ、デジカメを使うようになってからも、相変わらず印刷(昔の現像)することには抵抗があった。
見たければカメラやパソコンでいつでも見られる、というのもあるが、何より印刷コストが高いと思い込んでいたからである。
デジカメプリントのコストは、コンビニや電器店などではL版で1枚30円が一般的だ。
自宅のプリンターだと、印画紙代とインク代でもう少し高くつく。
100枚印刷すると3000円以上になる。 そう気軽にはできない金額である。
しかし、実はもっとコスパの高いデジカメプリントがあることを知って認識を改めた。
気に入った写真を割と気軽にプリントするようになったのだ。
それが何かというと、オンラインのプリントサービスである。
デジカメで撮った写真はデジタルデータなので、データをネットで送信することによって、自宅に居ながらにして印刷を注文できるのだ。
肝心の価格はというと、注文枚数にもよるが1枚10円前後が一般的である。
ただ、ネットで検索してみると、たくさんのネットプリントサービスがあって迷ってしまうかもしれない。
どこを選ぶかだが、筆者はメーカー純正の印画紙と印刷機を使っているネットプリントサービスをおすすめする。
価格だけで比較すれば安いサイトは他にもあるが、中には低品質な印画紙と印刷機を使っているところもあると聞く。
相手が見えないネットサービスでは、不安要素はなるべく事前に排除したいところだ。
以上を前提に、筆者がよく利用するネットプリントサービスを紹介する。
[フジデジタルピクチャーズ] というショップで、富士フィルムの純正印画紙と印刷機を使ったネットプリントサービスである。
利用方法は至って簡単。
会員登録後、デジタルデータをアップロードし、サイズや枚数などを選択して注文する。 店舗に置いてあるプリントマシンを自宅で操作している感覚だ。
アプリを使えば、スマホでの操作・注文も快適である。
決済を済ませると、数日後には印画紙にプリントされた写真が送られてくる。
写真のクオリティと料金のバランスが良く、納期も含めて多くの方が満足できると思う。
初めて利用者には、お試しプリント割引というサービスがあるので、まずはそれでテストしてみるといいだろう。
10年前まではフィルムを写真屋に持ち込んでいたものだが、デジタル化とインターネットの普及によって今は自宅から1歩も出ずに写真プリントが完結してしまう。
世の中便利になったものである。
3.11被災者による『スイーツの缶詰』ストックのすゝめ
2011年3月11日、東日本大震災が起きた時、筆者は仙台市内に住んでいた。
幸い津波被害は免れたが、陸・海・空の交通機関がすべて止まってしまったため、何日間か食料が全く手に入らないという経験をした。
市街地の中心部に行けば開いている店もあったのかもしれないが、自宅近所のスーパーやコンビニは全滅だったのである。
冷蔵庫(停電しているのでただの保管庫)の残り物を食べ尽くしてしまうと、もう食べるものがない。
5日間停電が続いたままなので、炊飯器でお米は炊けないし、簡易ガスコンロでなんとかパスタは茹でられても、かけるソースがない。
そんな時に活躍してくれたのが缶詰だった。
ただ、その時ストックしていた缶詰は、サバの味噌煮ばかりが15缶ほど。
贅沢を言っている場合ではないのだが、毎食同じ缶詰ばかり食べているとさすがに飽きてくる。
また、3日もすると体が甘い物を強烈に欲しがるようになる。
これは、実際に被災してみないと理解できない感覚かもしれない。
震災の4日後くらいから徐々にスーパーや食料品店が営業を再開し始めたが、入荷する量がわずかなため、1人3個までといった制限がかけられた。
毎日近所のお店の営業情報を収集して、開店時間の数時間前から並ぶ。
商品を売り切ったら営業終了なので、並んでも買えない日もあった。
ただ生きるためだけに行列に並ぶ。 食べたい物ではなくその日手に入れられた物を食べる。 そんな生活が1週間くらい続いた。
現代の日本においてはなかなか遭遇できない、特別な体験だったと思う。
自宅マンションは倒壊こそしなかったが、かなり激しく損傷した。
大きなヒビ割れが壁のあちこちにでき、ところどころはコンクリート片が崩れ落ちて
内部の鉄筋が剥き出しになっていた。
窓枠が歪んで窓が閉まらないので、すきま風がとても寒かった。
こうした体験をしたおかげで、防災対策には手抜きをしなくなった。
家具の転倒防止対策や飲料水、備品のストックはもちろんだが、特に注意を払っているのが食料品のストックである。
食料品ストックのポイントは、必要最低限という枠・常識を取っ払うことだ。
理由は次の通りである。
大きな災害で被災すると、たとえ身体や自宅が無事でも精神的にかなり辛い思いをする。
そんな時、十分な食料品のストックがあることで、不安な気持ちを和らげ、食べることで心身が元気になるからだ。
こうした実体験があるので、現在は「なぜそんなものまで?」と驚かれるような食品までストックするようになった。
その多くは、震災直後、欲しかったのに手に入らなかったものだ。
たとえば、お米やパスタなどの炭水化物、缶詰やレトルト食品はもちろんのこと、冷凍庫にはお肉もストックしておく。
停電になって自然解凍したら、簡易ガスコンロで焼肉が食べられる。
そして先述のように、被災して数日経つと甘いものが欲しくなるので、好きなお菓子やチョコレートもたっぷりストックする。
スイーツも、今はよくできたケーキ缶詰がある。 味も普通のケーキと遜色ない。
震災後、このケーキ缶詰は、筆者の大事なストックリストの1つになっている。
そんなもの非常時には必要ないのでは?と思う人もいるだろう。
しかし、そんな人も実際に震災を体験すればきっと分かってもらえると確信している。
通販で買うなら『キャンリッチ 』というショップがおすすめだ。
ケーキ缶詰はもちろん、ユニークな缶詰をたくさん取り揃えている。
食品は一度ストックしたら終わり、ではない。
保存食品といえども賞味期限があるからだ。
筆者は、おおよそ3か月に1回、ストックしてある食品の賞味期限をチェックして、おおよそ残り1か月を切ったものを別棚に移す。
そして、普段の食事とともに消費し、消費した分を新たに購入するようにしている。
こうした作業は、実際に災害に遭わないと習慣化するのは難しいかもしれないが、習慣化できれば災害時には大いに役立つはずだ。
食欲は人間というか、生き物の最も原始的な欲求ということもあって、実際にそれが脅かされると、ひどい恐怖や切迫感に襲われる。
このストレスから解放される安心感は、お金には代え難いものだ。
今、日本は地震の活動期に入ったと言われており、それと呼応するように火山活動も活発化している。
日本に住んでいる限り、どこであっても防災対策は待ったなしの状態だ。
今こそ、「備えあれば憂いなし」という先達の言葉を胸に刻んで、粛々と災害に備えてほしい。